米国株は高すぎないか？日本株IPO銘柄、突出しすぎてない？

私見での考察になります。賛否あると思いますので、そうじゃないと思う方は聞き流して頂ければと思います。ここ最近、S&P500は上昇を続けている中、ダウ、ナスダック、ラッセルは横ばい状態となっています。日本のYoutubeでS&P500一択でNISAやidecoを進める動画が拡散されて、私も米国株に関心が高まって、積み立てやった方がいいかな～と思い、ここ最近、米国株について調べ始めました。しかし、中身を見てみると、意外にこれは株価高くねと思う節が出てくるので、中々手が出せない状態ですね。

まず、テスラ株が注目を集めていますよね。確かに次世代EV車という事で、話題性、先進性、共にダントツと言えますが、PER1000倍を超える株価って。ふと、我に返った時に、果たして、ホントにまともなのかと思ってしまいます。勿論、今はそれでも安いと思って購入される方がいるので、株価が上昇しているので、間違ってはいないのですが、普通に考えると、ここから買いに入るのは常軌を逸しているなあと感じてしまいます。他の銘柄にしても、有名どこはかなり高いPER値となっており、過熱感から、さらに上がる可能性はあるにしても、通常なら、「ここから買うとかありえなくない」と思ってしまう程です。AffirmというBNPLサービスを主軸とした金融系企業の株価は上場からずっと赤字業績にもかかわらず、PER148倍と株価が上昇したり、思惑買いによる上昇にしても異常な位な株価上昇が起こっている感じがします。

そして、日本株にしても言える事ですが、この所のIPOや新規の新鋭企業に対する株価の上昇具合が尋常じゃない位高いと思われます。通常、企業の業績の上昇に合わせて株価上昇が徐々に行われるものと思っていたのですが、ここにきて、過熱感が半端ないですね。

メタバースや先進技術を持つ企業に対する株価の上昇は、おかしい位に急速な上昇をしすぎている感じがします。業績が全く伴っていないのに、株価だけが先行し、しかもわずか数日のうちに2倍、3倍を達成してしてしまう程の上昇をしている感じが、逆に気持ち悪く感じますね。

グローバルウェイに始まり、インクルーシブ、ＦＲＯＮＴＥＯ、エスユーエス、GRCS等々、次々、ストップ高を簡単につける銘柄が続出している。株価上昇は個人投資家にとって、非常に魅力的ではありますが、上げ方が少々強引な感じがして、違和感を感じます。

GRCSに至っては、黒字ではあるものの、上場開始から、PERがわずか3日で80倍になるという飛んでもない上昇率をたたき出しています。事業内容としては、企業リスク管理プロダクトの開発や導入、販売などを手掛けており、セキュリティーに特化したシステム開発会社といった感じで必要性は感じるのですが、「窓開けストップ高を付ける程の勢いのある銘柄？」なのだろうかと少し疑問を感じえない状況です。募集時の価格は3600円でしたので、2倍以上の株価にわずか4日程で達成している状況です。

とはいえ、保有者の方は「おめでとうございます」。私はIPOのブックビルディングは参加したものの、購入申し込みはしなかった為、株価の成り行きを見て検討する事にした為、保有はしておりません。初日は初値が付かず終わったのに対し、2日目にして一気に5000円台からのスタートは正直驚きましたね。

ただ、この過熱感が違和感にしか感じないのは私だけなのでしょうか？本来あるべき株式投資の姿とは似ても似つかぬ状況のような気がしてならないですね。この異常に上昇を続けた先に待ち受ける展開を想像すると、ちょっと恐ろしく感じるのですが。。。そして、こんな異常な高値がいつまでも続くとは思えない為、ちょっと嫌な感じを受けますね。この上昇による恩恵を受けている個人投資家がいるのなら、今年は、又さらに多くの億トレーダーが排出されてくるのではないのかな。そして、それはそれで、夢のある事なので、あったらいいなと思います。

【米国市況】Ｓ＆Ｐ500が終盤に下げに転じる、ハイテクの売りかさむ – Bloomberg