以下の3つのニュースから、今後の株式市場には、多くのマイナス要因が働いてくると考えています。インフレ懸念からFRBが急速なテーパリングを検討しているとの事。そしてこの点以外にも、以前から話題に上がっていた中国の不動産問題が、思ったより重いという感じを受けたニュースが2つです。
1つ目は、テーパリングを通常の期間よりも半分の短期間で一気に推し進めるとの事。これで、市場に急速な圧力が働くと考えられます。そして、同時に中国の恒大不動産とは今まで関係性が出てこなかった13番目の大手にあたる世茂不動産の株価が急落したとの話題。これは、本来、恒大とは関連性がなければ、下げるはずのないと思われるのですが、その株価が急落するというのは、あくまで私的推測ですが、世茂不動産の社債も返済不能となる可能性があると考えている(=何らかの情報が内部にあるのでは?)為に、今回の大量の売りが出たのではないかと考えられます。これだけの大幅な下げは、大口の売りと考えられる為、不動産業界全体での不安定さを表しているのではと推測されます。となると、これから大きな波乱が起こりそうな予感を感じさせます。タイミング的に同時にこの2つの要因が重なって起こると、大きな波紋を呼びそうなので、ここは危険信号のシグナル点灯を懸念して、より一層の慎重さをもって、取引をしていきましょう。
あくまで私の私的見解ですので、株取引はご自身の判断でお願い致します。
米FRB、インフレ抑制で歴史的な政策転換へ-エコノミスト予想 – Bloomberg
中国不動産株、続落-世茂の取引は「危険信号」とJPモルガン – Bloomberg
中国不動産の「堕天使」世茂、社債・株価急落でセクターのもろさ露呈 – Bloomberg
コメント