【株式投資】今週のセクター別騰落率(2023/4/17~4/21)

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今週の値動きについて

今週は、個別株では、それぞれで動きがあったと思いますが、日経平均では、高値圏でほぼ動きのない状態だったと思います。インフレで物価高騰という状況もあり、インフラ系や日用品といった物価高でも欠かせないセクターに妙味があったようです。

今週は高値圏で推移。これまで、この付近で、弾かれて下落しているので、今後の値動きには注意が必要と思われます。

トレーディングビュー

海外投資家の買いが大幅に上がっています。一方、それ以外は売りとなっています。高値圏という事もあり、下値で購入済だった方々が、海外投資家の買いで上がった価格帯で売ったという見方が単純ですが、推測されます。

今後の動向予想と戦略について

米国の経済状況がやや怪しい雰囲気になっています。MMF(マネーマーケットファンド)が上昇を続けており、一方で不動産市況が下落傾向に進んでいます。これは、金利上昇により、MMFに資金が流入し、REITから資金が流出していると思われます。

FRED
FRED

※MMFは1年未満の国債/地方債/社債等への投資信託です。

※REITは不動産投資信託になります。

ここからはあくまで私の推論になりますが、下記の2点がポイントになります。

1.金利上昇により、不動産投資に預けるよりも国債やMMFに預けた方がより高い利益を得られると考えた投資家が、不動産投資⇒国債、MMFに資金移動が加速。

2.不動産投資は投資家より資金を預かり、その資金を不動産購入や運用/管理に利用している為、預けた資金を直ぐには返還できません。これは先のSVB銀行の取付騒ぎと同じ事象が起こりうる可能性があると考えられます。

このままFOMCによる金利上昇が続けば、REITの破綻が起こりうる可能性を想定しておく事が大事かと思います。

Trading economics

また、イギリスの消費者物価指数は10%超と、未だ高い数値を維持しています。米国だけでなく、他の諸外国も金利上昇による弊害が起こりうる可能性があると思います。

金融不安があっても、その対処の速さから、リーマンショック程の大きな下落はなかったとしても、懸念材料はくすぶっていると思います。とはいえ、この不安材料を持ちながらも、持ちこたえて、上昇に転じていく可能性もあると思います。どちらにいっても対応可能な取引を検討しておきましょう。

トレーディングビュー

S&P500の月足を見ても、三角持ち合い状態になっているかと思います。移動平均線を下抜けしておちていくか、それとも直近の高値を超えて上昇に転じるか、の転換点に来ているのかもしれません。

今年の年末か来年には、方向性の見通しが立つと思いますが、それまでは、今しばらく、引き続き慎重な取引をしていくのが良いと思います。

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