テクニカルトレードにおける指標の見方や使い方について

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ここでは、代表的なテクニカル指標とその見方について話していきます。

私的には、あまりテクニカルトレードはしていません。理由は後ほど、話しますが、テクニカルも大事な要素だとは思っていますので、代表的なものだけを簡単に説明していきたいと思います。

テクニカルトレードとは

テクニカルトレードとは、過去データの値動きのパターンやトレンドを分析して、そのデータを基に、現在の状態から次に起こる値動きを予測してトレードする事です。

このテクニカルトレードの代表的なものとして、ダウ理論というものがあります。

詳細は他サイト又は書籍等で、しっかり学んで頂きたいです。オススメ本は

ここでは、簡単に言うと、高/安値が、それより前の高/安値より上の時、上昇トレンド

その逆に、高/安値が、それより前の高/安値より下の時、下降トレンドと捉えるというものです。

言葉では分かりづらいと思うので、図で示すと下記画像になります

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)上昇トレンド
トレーディングビュー
(トレーディングビューより)下降トレンド

このダウ理論は細かい数値的なものではなく、見た目のトレンド傾向を元にトレードを行う形式ですが、これを数値的に計算して、グラフ化したもの(テクニカル指標)を基にトレードを行う手法がテクニカルトレードになります。

このテクニカル指標の代表的なものが下記になります。他にも多々ありますが、ここでは省きます。ご自身で調べて見て下さい。

移動平均線(Moving Average「略してMAとも言う」)

最もメジャーなテクニカル指標です。

取引をしている人であれば、一度は使っているテクニカル指標です。

市場での取引の終値を用いて、一定期間(※)の平均値を算出して、グラフ化したものです。青字の波線が移動平均線になります。

※米国の株式市場では、50日や200日といった期間が主に使用されています

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

移動平均線は今のトレンドが上昇/下降/レンジなのかを視覚的に即判断可能な最良の指標です。

また、この移動平均線の設定では、値を終値ではなく、平均値だったり、単純に日数で割るのではなく、指数を掛けて算出したりと、最近では、細かい設定ができるようになっています。とはいえ、大抵の人が使うものは、単純移動平均線(SMA)でしょうから、そのまま利用するのが良いと思います。

ボリンジャーバンド(Bollinger bands)

移動平均線(20又は21が良く使われている)と、その上下の標準偏差からなるグラフです。

ボリンジャーバンドは統計学上、+2σと-2σの間に収まる確率は95.45%とされている為、これを基にトレードを行います。

真ん中の移動平均線を基準に、上の時を上昇傾向、下の時を下降傾向との見方をします。

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

MACD(マックディー)

MACDは、2本の異なる移動平均線の交差を売買のタイミングとして用いられます。

短期移動平均線が長期移動平均線を上から下へ抜けるタイミングをデッドクロスと呼び、下降トレンドへの転換。

下から上に抜けるタイミングをゴールデンクロスと呼び、上昇トレンドへの転換として使われます。

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

一目均衡表

日本人が考案したとされるテクニカル指標です。

赤色と緑色の網掛けの部分をといい、この雲を上に抜けると上昇トレンド、下に抜けると下降トレンドと考えられています。

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

ストキャスティクス

相場の買われ過ぎ・売られ過ぎを判断する指標です。

0~100の数値の間を行き来する2本の線が、80を超えた辺りを買われ過ぎと判断し、下降トレンドへの転換点。

20を下回った辺りを売られ過ぎとして、上昇トレンドの転換点と考えられています。

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

RSI(Relative Strength Index)

ストキャスティクス同様に相場の過熱感の数値化を目的とした指標

70を超えた辺りを買われ過ぎと判断し、下降トレンドへの転換点。

30を下回った辺りを売られ過ぎとして、上昇トレンドの転換点と考えられています。

トレーディングビュー
(トレーディングビューより)

テクニカルトレードの方法

これら上記の指標を基にトレードをするのが、テクニカルトレードです。

しかし、1つだけを単体で使うのではなく、2つ以上の指標の売買条件を満たした時に、トレードを行う事で、より勝率が上がると考えられています。

他にも沢山のテクニカル指標はあります。ご自身で色々試してみるのも良いと思います。しかし、一般的には、多くのトレーダーが見ている指標を参考にする方が、同じタイミングでトレードができる為、メジャーな指標を使用するのが良いとされています。

私があまりテクニカル指標を使わない訳

私がテクニカル指標をあまり利用しないのは、過去データに照らしたとしても、その通りにならない事が多いからです。これらの指標はあくまで過去のデータを基に算出された指標であって、未来を予測したものではない。これらの指標は全て終値を基に作成されている為、終値が既定と異なる動きをすれば、それがそのまま指標に反映されます。株価を動かしているのは、個人投資家/信託会社/証券会社/ヘッジファンド等です。それらは規定通りの売買をするものではないと思っています。過去の値動きからの将来の結果が、私が予想する通りに、ほぼいかなかった事によるからです。

株価を動かしているのが、大口の動向次第なので、私が買いたい、もしくは買うべきポイントを定めるのではなく、大口が買った、もしくは買っただろうポイントを探らないと意味がないと考えるようになったからです。なので、移動平均線だけはトレンドを知る為に使っていますが、それ以外は使っていません。言ってる意味がよくわからない方もいると思います。勿論、テクニカルトレードを否定するものではなく、私のやり方や方法が悪かっただけという事もあります。なのでこの話はここまで。

結果が全てだと思います。テクニカルトレード、ファンダメンタルトレード、自身の勘等、何でもいいので、勝っていれば、勝利です。負ければ敗北です。ご自身にあったトレードで勝利を掴む事が何より大事です。

参考として、テクニカルトレードを使った元証券マンのトレーダーの方がYoutubeにいらっしゃいますので、そちらを参考にして頂くのも良いと思います。下記リンクよりご覧ください。

もっと株式投資を勉強したい方は下記リンクから

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